第16号: 選択肢に力のこもった言葉を使う
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┏┏ 現場の声を上手く集め、活用したい人のための
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メールマガジン『きくすけ道場』
〜社内アンケートのプロになれる〜
━━━━━━━━━━━━━━━第16号:2005年6月9日発行━━
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も く じ
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1.アンケート作りのコツ 〜選択肢に力のこもった言葉を使う〜
2.アンケート診断 〜IT関連業 教育担当 様〜
3.西村講師のコラム 『もっと知りたい聞き方話し方』
〜 否定質問で暗くなる 〜
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こんにちは!
今号メールマガジン『きくすけ道場』の担当、内藤です。
先日、社内で「遊園地で一番好きなアトラクションは
何ですか?」というアンケートを実施してみました。
結果、一位に輝いたのは、王道のジェットコースター!
ついでにアトラクションにまつわるエピソードも
きいてみたところ「自分の前に座っていた友達が
急降下している時に立ち上がったことがある。」なんて
面白い(!?)話もありました。
たまには息抜きにアンケートをしてみるのも楽しいものですね。
皆さんも、一風変わったアンケートを考えてみてはいかがでしょう?
それでは本日も、アンケート作成にお役立ていただけるコツを
ご紹介していきたいと思います!
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1. アンケート作りのコツ
− 選択肢に力のこもった言葉を使う −
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ここに、このようなアンケートの設問があります。
――‐設問例1――‐――‐――‐――‐――‐――‐――
質問:現在、ビジネスアイデアを基に
5つのワーキンググループが活動しています。
このようなグループ活動への参加について
どう思われますか?
○ 参加してみたい
○ 参加してみたいが現状無理だと思う
○ 参加するつもりはない
――‐――‐――‐――‐――‐――‐――‐――‐――
では、同じ質問内容で以下の設問を比べて見てください。
――‐設問例2――‐――‐――‐――‐――‐――‐――
質問:現在、ビジネスアイデアを基に
5つのワーキンググループが活動しています。
このようなグループ活動への参加について
どう思われますか?
○ 自分でワーキンググループを立ち上げたい
○ 積極的に参加してみたい
○ 興味のある内容であれば参加を検討する
○ 仕事があるので参加したくてもできない
○ 参加したいが優先的な事が他にあるので無理
○ 興味がない
――‐――‐――‐――‐――‐――‐――‐――‐――
どちらの選択肢が、より多くの方に“ぴったりとくる選択肢だ”
と思ってもらえるでしょうか?
たぶん、多くの方が設問例1より設問例2の選択肢のほうが
“ぴったりとくる”と感じたのではないかと思います。
何故でしょうか?
それは、設問例2の選択肢に、力のこもった言葉を
使っているからです。
また、「自分でワーキンググループを立ち上げたい」等の、
なんらかの行動を基準にして作られている選択肢が
多いということも特徴です。
そのことで大変アクティブな選択肢となり、
また、回答者へ「質問者は回答者の選ぶであろう回答を充分に
想定して択肢を作成している」との良い印象を持たせることが
できるのです。
このように、アンケート対象者に既出情報を提供してから質問
することで、自分の認識が曖昧で自信がなかった回答者にも、
再度確認してもらうことで違和感なく「はい」と答えてもらう
ことができます。
また、質問文の中で「新規ビジネス担当」についての紹介を
することで今までその情報を知らなかった回答者にも
内容をPRすることができ大変効果的です。
以上のような形で、現状の確認と情報の提供を行ってから質問を
すると、ただ「聞く事に対して回答を求める」という、アンケー
トの利用方法以外の効果が期待できるのです。
★ 15号までに掲載したアンケート作成のコツは
こちらからご覧になれます!
⇒ http://kikusuke.jp/knowhow/index.html
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2. アンケート診断
− 今回は、[IT関連業 教育担当 様] の
診断依頼です −
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【診断依頼のお便り】
社内で行っている研修事後アンケートです。
毎回行っているものですが、全体量が多いので回答者の
方に、スムーズに回答してもらえるアンケートにしたい
と思っております。診断をお願いします。
【診断アンケート】
_________________________
××研修コース事後アンケート
_________________________
・
・
▼テキスト・資料について
Q1).内容
※当てはまるもの一つにチェックをしてください。
○大変良い
○わかりやすい
○可もなく不可もなく
○わかりにくい
○適切でない/作り直すべき
・
・
_________________________
【診断結果】
Q1).について
「内容」という表現では質問になっていません。
また、このように名詞形で止めることを「体言止め」といい
「命令形」と同じ意味になります。
つまり「内容」とだけ書くと、回答者は「内容をかけ!」と
命令されているように感じてしまうのです。
「内容について、どう感じられましたか?」というように
“質問は疑問形”で作成されることをお勧めします。
また、ここで使われている選択肢は、価値観が統一されて
いません。「良いかどうか」と「分かりやすいかどうか」は
別の価値観です。
例えばこの設問で「分かりやすくて大変良い」と感じた人は、
どちらを選択したらよいのでしょうか?
同じ価値観で選択肢を作らなけば、回答者は混乱してしまいます。
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┃ ■アンケート診断について■ ┃
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あなたのアンケートは、回答者が回答しやすいものですか?
思うように回収結果が集まっていますか?
上記コーナーでは、株式会社ネットマンが開催する【実践アンケート
講座】の受講特典としてお届けする、「アンケート診断」の結果を
情報漏洩にならないように改訂し、許可を頂いた上で、トピックスに
して記事にしております。
実践アンケート講座についてはこちら
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3. 「実践アンケート講座」の西村講師のコラム
『もっと知りたい聞き方話し方』
〜 否定質問で暗くなる 〜
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アンケートも基本はコミュニケーションです!
そこで、このコーナーでは、
コミュニケーション・スキル研究所 主任研究員の西村講師が
上手な「聞き方・話し方」のエッセンスをご紹介します!
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「なぜ頼んだ仕事がうまくいかないの?」上司に言われたら、
あなたはどう反応しますか?
1「もう少し時間が必要です。」(相手に猶予をもらう。)
2「できない理由ですか?それが分からないから困っているんです。」
(質問を素直に受け止める。)
3「どうせ私は能力がないですよ。」(開き直る。)
「なぜできないの?」「なにが分からないの?」「なぜ話さないの?」
このような、語尾に「ない」がつく質問を「否定質問」と言います。
このように否定質問をされると気持ちが暗くなってしいます。
なにしろ「否定的な理由」を心の中で探さないと答えられない
のですから無理もありません。
どうしたらマイナスの方向に向いてしまった心を
プラスの方向に向け直すことができるでしょうか?
続きはコチラから!
⇒http://kikusuke.jp/column1/050607.html
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『きくすけ道場』〜社内アンケートのプロになれる〜 メルマガ
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本メールの全文または一部の記事を許可なく複製、複写、転載、翻訳、
転送を禁止します。
但し、「社内向けアンケート作成」が目的の場合に限り、社内転送のみ
許可します。
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次回は6月23日(木)の発行です。お楽しみに! |
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アンケートの作り方が学べるメルマガとして、2005年6月まで計17号を配信していました。 |
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