今年、会社を勝ち組にするメッセージの伝え方
第42号
今年も、みなさまの会社で社長さんの年頭あいさつが行われたと思います。その「社長年頭あいさつ」の中に必ず含まれている「今年の会社方針」を覚えておいて、他の人に話してみましたか?
会社方針を口に出して話すことが自分の会社を勝ち組にしていく重要な行動だというお話をいたします。
そもそも年頭あいさつの中には、その会社にとって大変重要なメッセージが含まれていると言っても違いありません。会社にとってとても重大なのは、そのメッセージが社員だけでなく株主やマスコミに、どのような形で影響を与えるかなのです。さらに重要なことは、そのメッセージを株式市場も取引先各社も大変注目しているということです。
年頭に示された「会社方針」を実行するためには、「会社方針」を「見える化」する必要があります。社長が示した「今年の会社方針」を「見える化」するためには、ホームページや会社の掲示板に張り出すだけでは充分と言えません。
これに有効なのは、その会社の社員がどれくらい自分の会社の方針を「口に出して話すか」です。
「当社の社長○○が年頭にこんな話をしておりましてね・・ちょっとお聞きいただけますか・・・」という風に話をしてみましょう。社内でも、社外でも、家庭に帰ってでも、(全てのステークホルダーに対して)是非実行してみてください。
自分の会社のトップの話をしている時、その社員は相手からとても“大きく”見えるものなのです。社外で自分の社長の話ができる社員は、それだけで“尊敬を集めることができます”。その話を聞いたすべての人から「愛社精神に富んだ仕事熱心なスタッフ」と「社長に近いスタッフ」という2つの評価を受けることになるのです。
社長の年頭あいさつと、それに含まれる会社方針を誰かに伝えてみると、それだけで社長と同じ気持ちになるから不思議です。誰かの話を自分のことのように話してみると、話した本人と同化していく自分に気付くはずです。
そんな社員が多い会社こそ勝ち組になる可能性が高いのです。
教訓:「会社方針の見える化」は、社員が「その方針を話す化」することに比例する
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