あなたを大きくする拡大質問
第27号
「君は将来どんな仕事をしたいと思っているのかな?」
上司からこんな質問をされたら、あなたはどう答えますか?
1.「・・・・・・」(答えられず無言になる)
2.「いきなりそのような質問をいただいてもすぐには困ります」
(答えられないということを言葉に出す)
3.「あまり考えたことがありません」(正直!)
「経営者になることです」「マーケティングの専門家になることです」
などとはっきり言える人は多くないでしょう?
でもこんな質問をされたら嬉しくなりませんか?
このように、相手の潜在意識を目覚めさせる質問を拡大質問と言います。
“普段は意識の底に眠っている、はっきり分かっている訳ではない、
でもなんとなくいつも考えて気にしている、
はっきり口に出して他人に話してみたことはない、 答えがたくさある”
そんな意識を呼び覚ましてくれる質問です。
これに対して
はっきり分かっている、答えがひとつしかない質問を特定質問と言います。
「君の名前は?」「年齢は?」「趣味は?」などという質問がその代表的なものです。
拡大質問を使ってくれる上司にめぐり合えるチャンスは多くありません。
そんな上司にめぐり合えたらとてもラッキーです。
この質問を使えるようになるためには、経験と訓練が必要だからです。
そんな上司に恵まれた時に備えて、
自分で拡大質問を作り自分で答える訓練をしてください。
「あなたにとって一番大切なことはなんですか?」
「あなたは将来なにをしたいのですか?」
教訓:拡大質問に対しては、予め準備しておかないと答えられない。
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