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もっと知りたい聞き方話し方

人間関係がきっと良くなる「聞き方・話し方のエッセンス」をお届けします。

(^_^) m(_ _)m (?_?)

第44号

「今日は朝からとても忙しい日でした」
「席に着いたら、いきなり上司から仕事の話を聞かれました」
「頼まれたことをやろうと思っていました」
「あっという間に昼になってしまいました」
「毎日こんな繰り返しです (^_^) m(_ _)m」

最近このようなメールが多くありませんか?
自分の“現在の状況”を繰り返す書き方です。
いつまでたっても、何を言いたいのか分かりません?
言いたいことは顔文字で済まして、自分の気持ちを相手に分かって欲しい!という 意見Lessワールド(自分の意見がない、あるいは自分の意見を言わない、なにも主張しないで相手が自分の気持ちを察してくれることを待ち望む世界)に生きる人のメッセージです。
メールだけではありません。このような話し方をする人が大変多くなってきました。

この話し方をする人に「ところでいったい何を言いたいの?」なんて聞いたら大変な回答が返ってきます。
「だから!今言ったじゃないか!ちっとも僕の気持ちを分かろうとしないんだから」

このような「意見Lessワールド」が広まってきているせいか、ビジネスの世界でも多く見受けられるようになってきました。 だから現場では大変です。
「得意先からこんなことを言われました」「お客様からこんなメールが来ています」
「わが社の商品についてクレームがついているようです」「だから!」

“いったい、それがどうなんだ”、“So What”と返したくなります。「自分がどうしたいのか」 という意見が抜け落ちていては、困ります。

コミュニケーションは、相手に伝えたい自分の意見や主張を持つことが原点です。
状況の描写だけで意見も主張がないということは、とても不親切なメッセージです。
現在の状況から、なにが推察できるのか?なにをしなければいけないと思うのか?それを、考えて伝えてください。 ビジネス上の主張を顔文字で代用することはできません。

「もっと知りたい 聞き方 話し方」も、今回を持ちまして最終回となりました。
コミュニケーションが大切だと思う方へ、最後のアドバイスです。
自分で考え、自分の意見を相手に伝える努力をいたしましょう。自分が傷つくことを怖がっていると進歩はありません。

教訓:自分の意見を相手に伝える。相手の主張を受け止める。それが「良い話し方 聞き方」のコツです。
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著者紹介

西村 隆 氏
■成蹊大学政治経済学部卒 住友商事(株)繊維本部・保険事業部で営業と営業企画を担当。■英国プルデンシャルグループのPCAユニバーシティ講師を歴任(コミュニケーション・スキルを担当)。■現在コミュニケーションスキル研究所主任研究員
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