仕事観を伝える話し方
第24号
はじめてお会いした方に「あなたはどのような仕事をしているのですか?」
と聞かれたら、あなたは何と答えますか?
A 「会社員です。」(職業欄に書く時はこう書きますね。)
B 「パソコンのソフトを売っています。」(取り扱う品目を言う人も多いですね。)
C 「営業です。」(B.を一般化するとこのような言い方になります。)
D 「課長です。」(一時代前には役職が職業を表すことがありましたね。)
E 「○○産業に勤めています。」(大企業に勤めている方の定番の言い方です。)
それぞれ誤りではありません。
しかし正確に答えれば良いコミュニケーションになるでしょうか?
大切なことは、
1.相手の質問に感謝する。
(コミュニケーションはキャッチボールなので、お返しが大切です。)
2.一言お土産を添えて返す。
(仕事に対する思いを一言添えると、新鮮に受け止められます。)
3.同じ質問を返す。
です。
A の例 「私の仕事をお聞きいただき、ありがとうございます。」
B の例 「聞く力によってビジネス社会を変えることができると思い、
あるソフトウエアの販売に携っております。」
B の例 「お客様からのさまざまのご意見をお聞きすることが好きで、
○○会社の広報セクションにおります。」
C の例 「○○さんはどのようなお仕事をされているのですか?」
この話し方は、初対面で名刺を出す時にも応用することができます。
ただ会社名と自分の名前だけを名乗っても、すぐに忘れられてしまいます。
自分の仕事に対する思いをさりげなく表現できる人こそ、優れたコミュニケーターとして人の心に残るのです。
教訓:人は客観的情報だけを欲しいと思っている訳ではありません。
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