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もっと知りたい聞き方話し方

言いたい理由(わけ)

第19号

「で、なにが言いたいの?」
と上司に言われたら、どう反応しますか?

1.「私の言いたいことは、○○○です。」(話した内容を繰り返す)
2.「簡単に言えば○○○です。」(相手の感情に気がついて、
   言いたいことを要約してみる)
3.「なぜ、いつも最後まで話を聞こうとしないのですか?」
内容でなく、感情で反論する)

報告・連絡・相談が大切です。”といつも言っているくせに、
上司はつい部下の話を最後まで聞かず、
結論を先に求めてしまう“聞き方”をします。

部下だって、“丁寧に話しているつもりなのに、そんな言い方はないよ!”
と反論の一つもしてみたくなってしまうことあるでしょう。
でも3の反応では、お互いに良い結果にはなりません。

前回にもお話したように、良いコミュニケーションは、
「意味(内容)」と「感情」と両方がわかることです。
この事例のように、「で、なにが言いたいの?」
という話し方をしてしまうと、部下は上司が話の事実を確認したいのか、
考え(意見)を聞きたいのか、分からなくなってしまいます。

それどころか、部下が自分の人格を否定されたように
受け止めてしまう可能性もあります。

上司はこの場合、
「で、君の話の内容は○○だと判断していいのかな?」(相手の話を要約して受け止める
「で、君の考えは○○だと理解していいのかな?」(相手の考えを推測して受け止める
のどちらかを使えば、部下も上司が何を聞きたがっているのか分かります。

“そんな上司はめったにいないよ。”という部下の方には、
上司に対しての西村流の反応のしかたをお教えいたしましょう。

「で、なにが言いたいの?」と聞かれたら、
「すみません。何でもお話しようと思い、つい夢中になってしまいました。
私の話し方で、イライラされてしまいましたか?」
と言ってみてください。(微笑みながら言うと効果が上がります)

相手の気持ち(感情)を推測して言葉に出してみると、
ふわっと、その場の雰囲気が和らぐものです。

“あなたの気持ちを分かりたいと思っていますよ。”
というメッセージを相手に伝えると、上司のトゲトゲしそうになる気持ちが
“あれ、自分の気持ちをわかろうとしているじゃないの。結構可愛い部下かも。”
という気持ちに変化していきます。


教訓:困ったら、相手の感情を推測して言葉に出してみる。(相手の感情を受け止める。)


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社内アンケートソフトきくすけASPや、社内アンケート業務について、女性ならではの視点でご意見やご感想をうかがいました。
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