あなたの趣味は、何ですか？
第6号
あるセミナーで参加者に男女ペアになっていただき、自己紹介をし合っていただきました。
その時、自分の趣味を相手に話すことをお願いしてみました。
その結果はどうだったでしょう？
男性陣のほとんどは、何かのコレクター・スポーツ・乗り物・ゲームでした。
そうです。男性が女性に自慢するもっとも典型的なことは、「早い・強い・新しい」趣味なのです。
早い車・強い馬力・最新のスタイルです。男性はより早く・強く・新しいことに憧れ賞賛します。
「この車は新型の水平対向６気筒エンジンを積んで200馬力以上の出力を出すんだよ」というような話をくどくどと話します。
ところが女性の方は「それってなーに？」という方が圧倒的に多かったのです。
では、女性に「あなたの趣味は何ですか？」お伺いするとどうでしょう。
料理・グルメ・旅行・映画・美術館めぐりが圧倒的に多かったのです。
女性が男性に自慢するもっとも典型的なことは、「静か・美味しい・美しい」だったといっても良いでしょう。
男性は常に優劣で比較される状態に自分を置いて考えることが多いようです。（早い・強い・新しい）今階段のどこに自分がいるのかが一番気になっています。
女性は常に自分が他の人と同じ場所いるかが気になるようです。周りの人と同じ位置にいるかどうかを大切にする方が多いようです。
コミュニケーションのスタイルもこの違いが出てくるようです。
アンケートの選択肢に「ふつう」という言葉が出てきた時、「ふつう」って良いことだとポジティブに考える人は女性に多く、「“ふつう”なんてダメだよ」とネガティブに捉えるのは男性が多いようです。最近は階層社会に生きている女性も増えていますから、今後この傾向は変わるかもしれません。
教訓：同じ言葉でも性別によって反応の仕方が変わります。
言葉の使い方って「微妙」ですね。
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