彼が旅行に行きたいと言い出したら?
第5号
「今度、温泉でも行こうか?」突然 夫が言い出しました。
「え?どうしたの、急に??」
(疑い が急に頭をもたげます。奥さんがカナダに行きたいと言い出すと、夫は費用と日程を心配しますが、夫が温泉に行こうというと妻は別の心配をします)
「来月初めまで 伊豆2泊3日の格安温泉ツアーをやってるんだって」
「ほら これがパンフレットなんだ」
「お昼は お寿司の食べ放題 でデザートまでつくんだぞ」
(奥さんは黙っています)
「露天風呂もあるし、他の温泉めぐりもできるし、お土産までついてくるらしいぞ」
「この温泉 テレビに出たこともあるんだって 地元では老舗の旅館で普段はなかなかとまれないらしいぜ」
(夫が話せば話すほど、妻は冷静になって行きます)
実は君をびっくりさせようと思って 予約してきちゃったんだ。 もう残りがあと僅かです って旅行会社が言うんでね」
「いいだろう?何故黙ってるんだ。せっかく君が喜ぶと思っていたのに」
(ついに 怒り出します)
私たちが、他人に説明する時、客観的な利益の説明が好きな傾向があります。理由をたくさん見つけて説明をしたほうがよいと思ってしまうのです。
でも、「説得されている」と感じた時から心は冷えていきます。
相手が求めているのは、実は「共感」です。
「そんなに私と行きたいなら、何故相談してくれなかったの?」これが相手の気持ちなんですね。
教訓:人が相手に求めるのは、「共感」です。
アンケートはコミュニケーションです。本音を聞きたいのであれば「共感」できるような質問を作って行きましょう。
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