16. 選択肢に力のこもった言葉を使う

16. 選択肢に力のこもった言葉を使う

ここに、このようなアンケートの設問があります。

――‐設問例1――‐――‐――‐――‐――‐――‐――
質問:現在、ビジネスアイデアを基に
5つのワーキンググループが活動しています。
このようなグループ活動への参加について
どう思われますか?

○ 参加してみたい
○ 参加してみたいが現状無理だと思う
○ 参加するつもりはない
――‐――‐――‐――‐――‐――‐――‐――‐――

 

では、同じ質問内容で以下の設問を比べて見てください

 

――‐設問例2――‐――‐――‐――‐――‐――‐――
質問:現在、ビジネスアイデアを基に
5つのワーキンググループが活動しています。
このようなグループ活動への参加について
どう思われますか?

○ 自分でワーキンググループを立ち上げたい
○ 積極的に参加してみたい
○ 興味のある内容であれば参加を検討する
○ 仕事があるので参加したくてもできない
○ 参加したいが優先的な事が他にあるので無理
○ 興味がない
――‐――‐――‐――‐――‐――‐――‐――‐――

どちらの選択肢が、より多くの方に“ぴったりとくる選択肢だ”と思ってもらえるでしょうか?

たぶん、多くの方が設問例1より設問例2の選択肢のほうが“ぴったりとくる”と感じたのではないかと思います。
何故でしょうか?

それは、設問例2の選択肢に、力のこもった言葉を使っているからです。
また、「自分でワーキンググループを立ち上げたい」等の、なんらかの行動を基準にして作られている選択肢が多いということも特徴です。

そのことで大変アクティブな選択肢となり、 また回答者へ「質問者は回答者の選ぶであろう回答を充分に想定して択肢を作成している」 との良い印象を持たせることができるのです。

このように、アンケート対象者に既出情報を提供してから質問することで、 自分の認識が曖昧で自信がなかった回答者にも、 再度確認してもらうことで違和感なく「はい」と答えてもらうことができます。

また、質問文の中で「新規ビジネス担当」についての紹介をすることで 今までその情報を知らなかった回答者にも内容をPRすることができ大変効果的です。

以上のような形で、現状の確認と情報の提供を行ってから質問をすると、 ただ「聞く事に対して回答を求める」という、アンケートの利用方法以外の効果が期待できるのです。