15. 現状の確認と情報の提供を行ってから質問をする

15. 現状の確認と情報の提供を行ってから質問をする

ここに、このようなアンケートの設問があります。

――‐設問例1――‐――‐――‐――‐――‐――
質問:新規ビジネス担当の業務について知っていますか?

○はい  ○いいえ
――‐――‐――‐――‐――‐――‐――‐――‐

“聞いたことに対して回答を求める”シンプルな形の
アンケート設問です。
しかし、『アンケート』には、ただ“聞きたい事の回答を得る”
ということ以外の利用方法もあります。

まずは以下の設問例2を上記の設問例1と比べてみてください。。

――‐設問例2――‐――‐――‐――‐――‐――
質問:今年の4月から、経営企画部に新規ビジネス担当が
できましたが、その業務のひとつとして、ビジネス
アイデア募集やワーキンググループ活動の支援
などを行っています。
この活動についてご存知ですか?

○はい  ○いいえ
――‐――‐――‐――‐――‐――‐――‐――‐

どこが違うのでしょうか?

まず、設問例1は「新規ビジネス担当の業務」の内容が全く書かれていません。

「新規ビジネス担当の業務」とだけ書き、内容を説明せずに聞くということは、「はい」と回答する人のみを抽出する設問になっています。

それに比べて、設問例2では「今年の4月から、経営企画部に新規ビジネス担当ができ」と現状の確認を行った後に、 「新規ビジネス 担当の業務」の内容を具体的に設問の中で紹介しています。

このように、アンケート対象者に既出情報を提供してから質問することで、 自分の認識が曖昧で自信がなかった回答者にも、再度確認 してもらうことで違和感なく「はい」と答えてもらうことができます。

また、質問文の中で「新規ビジネス担当」についての紹介をすることで 今までその情報を知らなかった回答者にも内容をPRすることができ大変効果的です。

以上のような形で、現状の確認と情報の提供を行ってから質問をすると ただ「聞く事に対して回答を求める」という、 アンケートの利用方法以外の効果が期待できるのです。