12. 質問文は質問の形を守って作る

12. 質問文は質問の形を守って作る

アンケートでよく見かけるのが、以下のような設問です。

――‐設問例――‐――‐――‐――‐――
設問1:名前 [           ]
設問2:役職 [           ]
設問3:××の満足度 [      %]
――‐――‐――‐――‐――‐――‐――

特に設問1・2などは、アンケート冒頭質問としてよく使っているという方も多いのではないでしょうか。

上記のような設問は、アンケート作成者にとっては見慣れたものであっても、アンケート回答者にとっては、回答がスムーズにしにくい場合が多いようです。

なぜでしょうか?

では、“初めてこの設問に答える人の気持ち”になって、上記の例を見てみてください。

例えば、目の前で紙と鉛筆を渡されて「××の満足度」と言われたら、どのような気持ちになりますか?

まるで「××の満足度を書け!」と、答えを強制されているような気持ちになるのではないでしょうか。誰でもそのような状況では、素直に回答することができないと思います。設問1・2についても、同様のことが言えます。

ではなぜ、“答えを強制されているような気持ち”になるのでしょうか?

それは、この質問文が体言止めになっているからです。
設問例3の「××の満足度」のように、名詞または名詞形で止めることを、国語では「体言止」といって「命令形」と同じ意味になります。

つまり、アンケート作成者は「××の満足度をお書き下さい」という気持ちで書いていても、回答者は「××の満足度を書け!」と命令されているように感じてしまうのです。

以上の理由から、「××の満足度」ではなく「××の満足度はいかがですか?」などのように、“質問文は質問の形を守って聞くこと”が大変重要となります。

そうすることで、回答者に命令しているような印象を与えず、気持ちよくスムーズに質問に答えてもらうことができます。