11. 複数選択不可の設問の場合は、選択肢の概念を統一する

11. 複数選択不可の設問の場合は、選択肢の概念を統一する

ここに、このようなアンケート設問があります。

現在の×××の使用状況についてお聞きします。
該当する選択肢一つにチェックしてください。
1.毎日使用
2.一週間に2~3回使用
3.持ち歩くのみ
4.使用しない

例えばあなたが「持ち歩いてはいるが、使用はしていない」場合にはどの選択肢をチェックしますか?

この場合だと、選択肢「3.持ち歩くのみ」と「4.使用しない」がそれに当てはまると思います。
しかし、この設問例では「該当する選択肢“一つ”にチェックしてください」とありますので、二つをチェックすることができません。

なぜこのようなことになるのでしょうか?

それは、「該当する選択肢一つにチェックしてください」という、“複数選択不可”と指定している設問であるにもかかわらず、その選択肢の中に異なる概念のものが存在しているからです。
この設問例の選択肢でいえば「使用する」と「持ち歩く」の概念が異なっているので、前述のように「持ち歩いてはいるが、使用はしていない」という人には回答しにくい設問となります。

以上の点をふまえて、設問例を以下のように改善してみました。

現在の×××の使用状況についてお聞きします。
該当する選択肢一つにチェックしてください。
1.毎日使用
2.一週間に2~3回使用
3.使用しない

このように、複数選択不可の設問の場合、選択肢の概念を統一することで、回答者を混乱させることなく答えてもらうことができます。