10. 1つのアンケートで2回同じ回答をさせない

10. 1つのアンケートで2回同じ回答をさせない

ここに、社員食堂についてのアンケートがあります。
「社員食堂を利用していない人」になりきって回答してみてください。

質問1.社員食堂を、あなたはどの程度利用していますか?
1.毎日、利用している
2.週に数回、利用している
3.月に数回、利用している
4.利用していない

質問2.社員食堂を、どのような理由で利用していますか?
当てはまると思った選択肢全てにチェックをしてください。
1.価格が安いから
2.美味しいから
3.栄養バランスが考えられているから
4.施設が綺麗だから
5.他者とのコミュニケーションがとれるから
6.ただなんとなく利用している
7.利用していない

ここでお気づきになったと思いますが、あなたは2問とも「利用していない」にチェックをされたと思います。

つまり、あなたは2回も「私は食堂を利用していません」と答えたということになります。

繁忙期などで非常に忙しい時、このようなアンケート回答を求められた場合に、どのような気持ちになるか考えてみてください。きっと多くの方が、「利用して いないことは明らかなのに、何で同じ事を“2度も”答えないといけないのか」と、少しイライラするのではないかと思います。

では、どのように改善したらよいのでしょうか?

答えは簡単です。“各設問の回答対象を明確にし、それを指定する”ということです。
上記の設問例であれば、質問2の前に「以下の質問2は、質問1でその頻度に関係なく“利用している”と回答された方のみお答えください。」と、“誰に回答 してほしいのか”を指定することで、回答対象が明確となりますので、回答者はストレスを感じることなく、アンケートに回答することが可能となります。

このように、回答者の視点に立ってアンケート設問の構成を考えることが大切です。