7. ひとつの質問で複数の事柄を聞かない

7. ひとつの質問で複数の事柄を聞かない

アンケート作成者の多くが、「回答者にストレスが少ないように、設問数を少なくしよう」と努力されるようです。

少なくしようと思うがあまりに、以下のような設問を作成した方がいらっしゃいました。

質問
新商品(××)のデザインと内容について、
既商品(△△)と比較してみて、どう感じましたか?
[                           ]

アンケート全体の設問数は少なくなったものの、この設問のおかげで残念ながら、逆に回答者はストレスを感じてしまう結果となりました。

それは何故なのでしょうか?

答えは簡単です。
この設問では、“新商品(××)”の『デザイン』と『内容』二つの事について聞いているからです。

二つのことを一度に聞かれた回答者は、「この質問・・いったい何を答えればいいの?」と思ってしまいストレスを感じます。
折角、全体の設問数は少ないのに、この一問で「うーん」と考え込んでしまい、このアンケート自体に回答するということにさえ、ストレスを感じてしまうのです。

また、一つの設問で複数の事柄を聞くということは、回答者にストレスを与えるというだけではなく、集計結果にも影響してくるということがいえます。

社内アンケートの場合、回答者は業務の合間をぬって答えているので、たとえ一つの設問で複数のことを聞かれていても、深く考えず、一つのことだけ回答して しまう・・なんてこともあります。すると、集計した結果が偏ったものになり、アンケート実施後に作成者が大変困ってしまうことになります。

回答者の方の気持ちを考えるということは、大変よい事です。しかし、回答者の混乱をさけ、より充実した集計結果を得たいのなら、一つの質問では、複数の事柄を聞かないようにしましょう。